カンジダの治療薬について

カンジダの治療薬

カンジダとはカンジダ菌が増殖することによって起こる病気です。

菌自体は女性が通常持っているものですから、体の調子を落とすなど何かのきっかけによって増殖し、カンジダ膣炎を発症します。

その状態で性行為に及ぶと男性にも菌がうつり、亀頭包皮炎などの病気が起こることがあります。

これらの治療薬はいずれもカンジダ菌ですからこれに効果的な真菌薬が使われます。

女性の場合は膣錠と塗り薬、男性の場合は塗り薬のみとなることが多いです。

治療費はいくらになる?

カンジダは保険適用の病気ですから、保険の使える泌尿器科などで相談すれば安く手に入ります。

金額は薬の種類や量にもよりますが保険適用で1000~2000円程度となります。

それほど高額になるわけではありませんが、保険を使えない場合は別です。

保険診療をやっていない病院を利用した場合は自費診療となり、カンジダの治療薬も全額自己負担となりますから、保険適用時よりは高くなりがちです。

さらに保険証を忘れて保険適用にならなかった場合も高くなりますから注意してください。

カンジダの治療薬の使い方

実際の使い方は診察を受けた医師や調合した薬剤師の指示にしたがってください。

ここでは基本的な使い方をご紹介します。

女性用の膣剤や膣座薬は膣に直接挿入する座薬のような薬です。

挿入前には手指をよく洗い、しっかりタオルなどで水気を拭きとったあと、指で膣錠を挟むか指に乗せて膣の一番奥までしっかり挿入してください。

薬が出てこないように挿入は就寝前とされることもあります。

自分でも意識して挿入直後は激しい運動を控えてください。

塗り薬は外陰部に使用します。

男性の場合は塗り薬だけとなることが多く、これを患部に直接塗ってください。

このときに通気性のいい下着を着用すること、患部を清潔にしようとして洗いすぎないことなどが大事です。

カンジダの治療薬はこのような使い方となりますが、最初にご紹介したように具体的な使い方は診察を受けた医師や調合した薬剤師の指示にしたがってください。

一度で治らなかったときは

病院で出された治療薬を使って治らなかった場合はまた病院を受診してください。

同じ病院を利用すれば再診となって治療費が少し安くなります。

途中で治療をやめてしまうと症状がまた再発する恐れがあるため、カンジダの症状が治っていないときはなるべく通院することをおすすめします。

医師が改めて診察を行って同じ薬を処方することもありますし、別の薬に変わることもあります。

それをまた指示通りに使って治療を続けてください。

症状が落ち着いて医師からも通院を指示されてなければそこで治療終了となります。